タロット占いを挫折せず独学で習得するための流れ-タロット入門その1

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こんばんは。占い師の浅野輝子(あさのてるこ)です。

「うちにもタロットあるよー!」

「タロットを持ってるんだけど、全然使えてないんです」

クライアントさんやtwitterのみなさんのお話を聞いていると、「大阪の家庭には一家に一台たこ焼き器がある」と「うちの引き出しの奥にはタロットデッキがある」が同レベルの都市伝説のように感じられます……。

誰かに悩みを聞いてもらうと、頭の中が整理されて自分の感情や考えが見えてくることってありますよね?
タロット占いはそれによく似ているので、私はタロットのことを”呼べばいつでも話を聞いてくれる友達みたいなもの”だと捉えています。

難しく考えなくても大丈夫。こわくないですよ。お蔵入りなんてもったいない。
気軽に手にして、ざっと絵を眺めてみてください。
今日の気分にぴったりなカードはどれですか?
「なんとなく嫌だな」と感じるカードはどれでしょう。
その絵は、あなたにどんなメッセージを伝えようとしているのでしょうか。

みなさんにタロットと親しんでもらうべく、当サイト『占いのteruru.me』は、タロットを習得したい人向けの情報を発信してゆきたいと思います。
タロットに不思議な魅力を感じている方、お家にお蔵入りになっているデッキがある方、プロの占い師になりたいと思っている方のお力になれれば幸いです。

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タロットは独学で習得することが可能か?

今まで何度となく尋ねられてきた質問ですが、タロットは独学で習得できます。大丈夫です。
(私は占い講座など特定の師に学ぶことなく占い師になっております)

占い講座を受けるメリットは、「講座を受けたぞー!学んだぞー!」と、自信を得やすいこと。わからないことをその場で尋ねられること。とりあえず先生の模倣から入れること。グループ講座であれば講座内で実践練習ができることです。

一方、独学のメリットは、勉強の資金を自由に分配できること。フリースタイルで広く知識を得て、自分に合う方法論を選択しながら土台づくりができること。

しかし、どれだけ師から学んでも、たくさんの本を読んでも、タロット占いができるようにはなりません。
自分で自分を占ったり、他人を占ったり、実際に使ってこそです。
そう考えると、講座を受けるか独学するかは初動の差に過ぎないと言えるかもしれません。

さて、突然大きな話になりますが、タロットと人生は似ています。
どちらも「これこそが正しい」などという唯一無二の正解はありません。
むしろ、「どう考えてもお前、それはアカンやろ。人としてアウトや!」なんて選択や考えや生き方の範囲はほんの少しだけで、「どちらも正解。どちらも茨の道。それで、あなた自身の心はなんて言ってる? 本当はどうしたいの? あなたはこの出来事から何を学ぶ?」と問いかけられ続けるのがタロットと人生です。

また、「ここまでやれば、免許皆伝」のようなシステムもありません。
ずーっとずーっと勉強は続いてゆくし、時を重ねるごとに、学んだことのすべて、自分で選択してきたことのすべて、人生で経験してきたことのすべてが活きてゆきます。

独学に終わりなし。沼へようこそ……歓迎いたします。

タロットを習得するための独学の流れ

タロットの独学に大切なのは
「なんだかワクワクする!」
「不思議!」
「楽しい!」

という気持ちです。

モチベーションを維持するために、次の流れで学ぶことを提案いたします。

  1. タロットを知るために適したデッキを手に取る
  2. 絵を眺め、なにが描かれているか見つけ、自分なりの解釈を見出す
  3. タロットスプレッドを眺め、全体の流れを読みとる
  4. タロットの歴史や背景、数秘術、西洋占星術の概要を学び、象徴と関連付けて意味の引き出しを増やす(沼)
  5. 数秘術、西洋占星術、西洋文化、歴史、神話、心理学、哲学など興味のある分野に触れ意味の引き出しをひたすら増やしてゆく(果てしない沼)
なんということでしょう。3の段階まで専門書が必要ありません。

具体的なことについては、これからブログでお伝えしてゆきます。

もちろんこの順番だけが正解というわけではなく、モチベーションが維持できるなら興味の赴くまま学びたいままで良いと思います。

たとえば西洋の歴史に興味がある人ならそこが入り口になりますし、心理学、あるいは哲学が入口になる人もいるかと思います。
手元に教科書があった方が学びやすいという人はタロット入門書を一冊読み切ってから実際のタロットに触れてゆく方が適している場合もあるでしょう。

ただ、

  • タロットを知るために適したデッキを持つこと
  • 本に書かれていたことはいったん脇に置き、頭をからっぽにして「絵を眺め、なにが描かれているか見つけ、意味を見出す」こと

この二つは、挫折防止のために、そしてタロットリーディングの幅を広げるためにぜひともお願いしたいです。

独学タロットが挫折する理由

私のところにタロットを習いにきたクライアントにヒアリングすると、タロット習得に挫折する理由はだいたい次のうちのどれかです。

タロットがお蔵入りする理由

第一位 美しい絵に魅かれて監修や作家独自のアレンジが加わったタロットデッキを迎えた

第二位 意味が覚えられなかった(カードに示された象徴と意味の紐付けができていない)

第三位 意味は覚えたがスプレッド展開するといろんな意味のカードが出て筋が通らない

第四位 こわくなった(当たるので、未来が確定してしまうような心地がするので、等)

第五位 複数の本や複数のネットの師に学んだ結果、教えや解釈、カードの意味に違いがありどれが本当かわからない

私も十代のときに一通りやりましたね……。
特に、『第四位 こわくなった』は度々ありました。

なんだか占いによってその人の未来が確定してしまうような心地がしたり、結果を押し付けていやしないかクライアントを依存させてはいないかと心配になったり、占いを用いるのがそもそもいいことなのか悪いことなのか分からなくなったりして。

今なら、タロットにそんな大それた力があるわけではなく、答えを持っているのはあくまでもクライアント本人で、占い師はそれを引き出すお手伝いに過ぎないと分かるのですが、心からそう思えるまでにはたくさんの実践が必要でした。

また、タロットの絵が単純に怖い、というお話もよく伺います。
たしかにショッキングな絵のカードもありますが、”良いだけのカードも悪いだけのカードもない” と理解が進むとびっくりせずに済むようになります。
それから、優しい色合いのものなど愛着の持てるデッキを持つと幾分緩和できます。

説明が前後しましたが、『第一位 アレンジの加わったタロットデッキを迎えた』
これは多くの人が通るつまづきどころです。
私もはじめのタロットは天野喜孝先生の美しい絵のデッキだったので、教科書に記されている意味と絵が結びつかずあまりの難しさに投げ出しそうになりました。

デッキ選定は本当に重要です。

美しいデッキは数多くありますが、アレンジの加わったタロットを入り口にするとカードに描かれた象徴の読み取りにくさから、教本に書かれた意味を丸覚えせざるを得ず、
『第二位 意味が覚えられなかった』に繋がります。

そしてカードの意味丸覚えは『第三位 一枚ごとの意味はわかるがスプレッド展開するといろんな意味のカードが出て筋が通らない』に繋がる。

『第五位 みんな色々言うからどれが本当かわからない』も、自身の解釈ではなく他者の解釈を素直に飲み込もうとしたために起こるので丸覚えの影響ですね。

そのため、はじめに提案したとおり、

  1. タロットを知るために適したデッキを手に取る
  2. 絵を眺め、なにが描かれているか見つけ、意味を見出す
  3. 他者の解釈や知識を取り入れる

という流れが挫折を防ぐと私は考えています。

占い師が薦める タロット占いをできるようになるためのタロットデッキ

タロットを大きく分類すると、

  • 14世紀から18世紀ごろにヨーロッパで流行した古典タロットの『マルセイユ版』に準じたもの
  • 18世紀終盤から19世紀にかけてのオカルトブームで成熟した『ライダー版』(ウェイト版とも言います)に準じたもの
  • 全くの独自解釈で作成されたもの
以上の三つに分けられます。

独自解釈で描かれたタロットにも素晴らしいものはたくさんありますが、

タロティストとしてある程度マニアックなところまで極めるつもりであれば、『マルセイユ版』と『ライダー・ウェイト版』に準じたもの、ひとつずつは持っていたいものです。

マルセイユ版はライダー・ウェイト版よりも古く、絵柄が象徴的で……原始的というのかな。
この世の理、宇宙、自然、人間とは何か、みたいなものが色濃く描かれており、占っていると『ものすごくシンプルで力強い答えをくれる先生』みたいなカードだと私は感じています。
しかし小アルカナ一枚一枚に絵が無く、数字のみとなっていますので、マルセイユ版タロットを扱うならば数秘術の理解が必須となります。

そのため、私はまず78枚のタロット全てに絵が描かれているライダー・ウェイト版。絵や色を極力いじっていないタイプのデッキをおすすめしたく思います。

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上記が一番スタンダードな『ライダーウェイトタロット標準サイズ(12cm×6.9cm)』です。

何事も相性ですが、ライダーウェイトタロットは色がパキッとしていてきつく感じる人もいます。
(カードの背面が好きじゃない、という声も聞きます……)

その場合は『ライダースタンダード アーサー・エドワード』『ユニバーサル・ウェイト・タロット』『ラディアント・ライダーウェイト・タロット』『スミス・ウェイト・センテニアルタロット』 など、ウェイト系タロットの中から自分に合うものを探してみましょう。

私は色鉛筆で優しく着色されたユニバーサル・ウェイト・タロットを好んで使っています。
対面鑑定中に「このカードはどう思う?」とお客様に尋ねるときも、怖がらずに眺めてくださっているように感じます。

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実際に占いをしてみると、紙の厚み、滑り、耐久性などカードの紙質の重要さに気が付くことと思います。
U.S. GAMESさんのカード商品は品質がいいのでおすすめです。

同じ名前のタロットでも大きなサイズや小さなサイズが用意されていることがありますが、カードの大きさは視覚情報に直結します。
細かな象徴を捉えるためにまずは標準サイズ(12cm×7cm)を手に取っていただき、ポケットサイズは小さなテーブルで鑑定する機会が増えてきてから導入を考える形が良いと思います。

タロットが届いて独学の準備が整ったら

手元に新しいタロットを迎えたら、まずはひと晩枕元に置いて寝る、というタロティストさんが多いです。

私は気が向いたときだけやっています。(過去1,2回しかやったことないな)
これは、そうしなければならないというのではなく、ワクワク感や愛着を高めるための儀式だと個人的には理解しています。

なかには「そうしなければならない」と仰る先生もおられるかもしれません。
ですが、それはその先生のルールです。
その方が、その人の中で、そう強く思うことによって、タロットを信じる力を強めているんですね。

カードの意味もまた然りですが、大切なのは他人の解釈ではなく、自分自身の解釈。

こだわらずに届いた当日に封を切って、カードの絵を眺め、占いをしたっていいんです。
そして、これもまた浅野輝子の解釈でしかありません。

さて、あなたはどんなふうにタロットをその手に迎え、どう向き合いますか?
あちらも正解、こちらも正解。選択と意思決定の始まりです!

次回は絵を眺め自分で解釈する時に役立つことを書こうかな。
引き続き宜しくお願いいたします。浅野輝子でした。

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