日本一暑い街、岐阜県多治見市にあるコミュニティFM FMPIPI 76.3Mhz
水曜日 AM7時~9時生放送 「pipi morninng smile!」番組内
ラジオドラマ ~タロット占い 明日への扉~ (8:15頃~8:25頃)
2013年10月16日放送分の原案となった占断です。
インターネットラジオ【サイマルラジオ】(←音が流れます注意)
を通じて全国で視聴可能です。よろしかったらぜひご視聴下さいませ!
ラジオドラマ ~タロット占い 明日への扉~ 第二回
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相談内容
H.W様
ご返答
H.W様の立場からタロットを展開致しました。
【現状】カップ(聖杯)ナイト正位置
若き騎士が白馬に跨り、まっすぐに未来(右)を見ています。手には聖杯が握られており、戦いに赴く状況ではないことを示しています。
誰かを迎えに行き、何らかの誓いを立てるのでしょうか。「白馬の王子様」とも言うべきカードです。
---タロットの世界では、ペイジ(従者)ナイト(騎士)クイーン(女王)キング(王)をコートカードと呼び、その出来事に関わっている「誰か」を示していると言われています。
このナイトはきっと、H.W様自身ではないかしら。
カップ(聖杯)は感情を司るスート(元素)であり、特に、愛や思いやりを重んじます。
それ故に、H.W様はM.M様のパートナーのこれまでの振る舞いが許せないのですね。
【問題点】ワンド(棒)ペイジ逆位置
少年が一本の棒を携え、岩場の上に立っています。
空を仰ぐその視線はワクワクと未来を夢見ているように見えます。
---こちらもコートカード。関わっているもう一人の男性……M.M様のパートナーですね。
ワンド(棒)のカードに描かれている人々はみな会社や親族といったコミュニティを大切にしているのですが、逆位置で出ました。
世間体を気にし過ぎたり、地位が上がることでお鼻が天狗になってしまったりといった、組織人の悪い部分が強調されます。
パートナーの方はM.M様という素敵な方を射止め、とても自慢に思っています。
魅力的であるがゆえに、誰かに取られてしまわないか心配になり束縛をするのでしょう。
ところで、ペイジのカードは先ほどのナイトのカードとは違い、「若さゆえの可能性と稚拙さ」を持っています。パートナーの方はもしかして年下の方でしょうか?
年下であれば改善も期待出来ます。そうではない場合、「年に見合わぬ未熟さは深刻だ」とカードが示していることになります……。前者であることを願いたいところです。
【過去】希望逆位置
美しきヴィーナスが両の手に持った水瓶から川に水を注いでいます。溢れる生命エネルギーのカード。
空には大きく7つの星が輝いています。逆位置の場合、絶望的な気分を表します。
---大アルカナは大きな出来事や心の動きを表します。
ご病気に見舞われたこと。それに付随し、ご友人の集まりに参加できない時期が続いたこと。
恋愛感情を超え戦友ともいうべき女友達がH.W様のお眼鏡に叶わぬ方と結婚されること。
H.W様はとてもとてもショックを受け、辛い思いをされたことが伝わってきます。
次のカードを見てみましょう。
【目に見えていること、意識していること(顕在意識)】ペンタクル(金貨)4逆位置
王冠をかぶった若い青年、両手でしっかりとコインを抱きしめています。両方の足にも1枚ずつコインが。そして頭の上にもコインが。「独り占め」の印象の大きいカードです。逆位置で出たことで更に意味が強まっているように感じられます。
---この「独り占め」のカードは、H.W様を表すカップ(聖杯)のナイトとM.M様のパートナーを表すワンド(棒)ペイジの丁度真上に配置されています。
そのため、M.M様の旦那様とH.W様、双方の意識を示しているような印象を受けます。
M.M様の旦那様の意識とは、言わずもがなM.M様に対する独占欲です。
H.W様の意識とは、先ほど【過去】のところに「希望の逆位置」という大変強いカードが出たことから、
「過去の楽しかった状況を手放したくない」という思いではないかと、私は推察致します。
そして、聡明なカップ(聖杯)の騎士であるH.W様は、自分自身の内にそのような思いがあると、すでにお気づきなのではないでしょうか?
【未来】ペンタクル(金貨)6逆位置
天秤を持った人が仲間に金貨を分け与えています。「公平な分配」を示すカードです。
また、6は交流の数字でもあり、沢山の人と関わりを持つことを表したりもします。
逆位置の場合、不均衡やディスコミュニケーションといった意味になります。
---近い未来ですが、思わしくないカードが出ました。
M.M様のご結婚後、これまでのような関係性を保つことは難しそうです。
ただし、大きなトラブルのカードではありません。「自然と疎遠になる」というニュアンスです。
【目に見えていないこと、気がついていないこと(潜在意識)】ワンド(棒)2正位置
旅立ちの時がやって来ました。地球儀と杖(棒)を携えた人が建物の屋上から遠い海を眺めています。
棒を立てた石段には愛と真実を表すバラとユリの花が描かれています。
未来を見据えている、だがまだ何も始まっていない、というカードです。
---潜在意識では「希望逆位置」のカードで過去指向性が示されましたが、こちらでは未来指向性のカードが出ましたね。
「心身も回復傾向にあり、立て直しを計らなければならない。過去よりも、未来に目を向けなければならない。そしてそれが出来るだけの力がH.W様の内側にあるのだ」と、カードは言っています。
【あなたの立場】死逆位置
収穫の終わった畑は少しくらい残りがあって名残惜しくてもしっかりと耕して次の種まきに備えねばなりません。死と再生や世代の移り変わりを表すカードです。
逆位置の場合は、その移り変わりに痛みを伴う形となります。
---H.W様のつらい思いは、今暫く続きます。ぐっと深く、痛みを感じるでしょう。
誰からどのような言葉があっても、どのように接しようかと思い巡らしても、やはり納得はゆかず、M.M様の式に釈然とした気持ちでは挑めません。……現実的にすぐ近くに迫ってきている未来ですものね。
無理もないことと思います。受け入れるためにはもっともっと沢山の時間が必要です。
なんだか厳しいカードが続いていますね。でも、どうか耳を傾けて下さい。
タロットは、あなたのより良い未来のためだけに出ます。
他でもないM.M様自身がパートナーとの結婚を決めました。
H.W様を始めとする仲間とこれまでのように会えなくなること、音楽を辞めなければいけないこと、それらを承知のうえで、決めました。
他人を変えることはできません。変えられるのは自分自身だけです。
これらの痛みは、H.W様が輝ける未来を手にするために必要な通過儀礼なのです。
カードはもう少し続きます。
【環境】ペンタクル(金貨)エース(1)正位置
雲から伸びた手の上に、大きな金貨がひとつ乗っています。金貨はしっかりとした質量があるように描かれています。
ペンタクル(金貨)は物質的な豊かさを表しており、エースは始まりを意味します。
新しい物質的な何かの始まり……「棚ボタ」のカード!なんて言われることもあります。
---病み上がりのH.W様に、周りから大きな手が差し伸べられます。
心から打ち込める仕事のプロジェクトや、堅実な女性の紹介など、「初めて出会う何か良きもの」がもたらされます。
そのような場面が訪れたときは相手に感謝し、遠慮せずに受け取って下さい。
【願望】ソード(剣)4逆位置
戦士が屋内で横になり瞑想をしているその横には、いつでも手に取れるようにと1本の剣が置かれています。壁には3本の剣が飾られています。
休息の後、戦士はまた戦いに赴かなくてはなりません。
光指すステンドグラスは極彩で聖母と子どもが描かれています。
この戦士は大切な誰かを守るために戦っているのかもしれません。
---このカードが逆位置で出た場合、十分な回復や復帰など、準備が整ったことを意味します。
まさにこれからのH.W様ですね。H.W様自身もそう願っているし、そうなってゆくはずです。
【結果】ソード(剣)ナイト逆位置
白馬に乗った若き騎士が風を切り勇猛果敢に走りぬける姿が描かれています。
ソード(剣)は真面目でストイックなスート(元素)。見返りを期待せず世のため人のためにと邁進するパワフルなカードです。
---コートカード(人物カード)で始まったこの展開の最後は、同じくコートカードで締めくくられることとなりました。これは未来のH.W様の姿です!
環境に与えられるまだ見ぬきっかけによって、H.W様の世界が大きく動き始めます。
今はまだ辛く、そしてその状態はもう暫く続きますが、必ず道は開けます。
どうか安心なさって下さい。
☆☆ 総合 ☆☆
H.W様はとてもお優しい方なのですね。そして、今は少し、自信をなくしてしまって過去に囚われているのですね。
相談時にはM.M様の縛られた状況について丁寧にお聞かせ頂き、私個人的としては、H.W様が感じていらっしゃるようにやはりM.M様のパートナーのやり方は行き過ぎだと思いました。
ですので、タロットを展開すればM.M様の意志を反映したカードがどこかしらに出るものと私は予想しておりましたが、そういったカードは一切出ませんでした。
女性を象徴するようなカード、M.M様の辛さを反映したカードは一つもないのです。
大好きなサックスを辞めること、仲間との交流が減ること。これらをM.M様が辛く思っている場合は必ず、助けを願い出来るかのようなカードが出ます。
それがない。と言うことは、M.M様は自分の現在の状況を十分に受け入れ、ご納得された上で、結婚を決められ、今は幸せの最中にあるのでしょう。
人が大切に思い、密に関われる相手の数というのは、考えているよりも多くはないのかもしれません。人間関係は流動性があって当然で、浮いたり沈んだり、くっついたり離れたり。
そして、流動性があるからこそ、また新しく出会う誰かを大切に思えたりもするのだろうと思います。
見えていないもの、まだ手元にないものを信じることは難しいかと存じますが、誰かと離れることがあっても、必ず人は誰かと出会うのです。
自分を信じ、そして未来を信じて下さい。
H.W様、M.M様そしてその周囲を取り巻く皆様の世界が優しく暖かなものでありますよう祈っています。
彼女とは会社の同期で、会社が危なくなったときに会社の立て直しのため慣れない地で慣れない仕事を一ヶ月以上ともにしたこともありました。
僕が会社を辞めたあとも彼女と彼女の友人夫婦と交流を深め、年に数回は友人夫婦宅で飲み会や鍋を囲んだりの付き合いを続けてきました。
二年前、僕は病に倒れ、彼女や友人夫婦との付き合いにも参加できなくなりました。
その間も彼女はメールをしてくれたり、励ましてくれていました。
春を迎え、ようやく僕も体調が戻りつつある時に、彼女が結婚するという知らせを聞きました。
結婚自体、大変喜ばしいことで心から祝福したい気持ちでいっぱいです。
ただ、お相手が以前から付き合っている人だと聞いて、お祝いより心配の方が大きくなってきました。
その相手は、とても束縛が強く、彼女の行動を逐一わかっていないと気がすまないらしいのです。
かつて鍋を囲んでいたときも彼女の携帯に頻繁にメールや電話がかかり、そのたびに対応している彼女を見て、これじゃゆっくり食事もできないなと感じてました。
この度、彼女は結婚を機に長年勤めた会社を退職することになりました。
それとともに、彼女が入れ込んでいた趣味であるサックスも辞めることになりました。
夫婦にはそれぞれの形があり、ある程度犠牲にしなくてはならないものがあることはわかります。
しかし、なにも音楽まで辞める必要はないと思います。寝る間も惜しんで取り組んできた、彼女を支えてきた趣味である音楽を、そうも簡単に辞めさせることができるのかと不思議でなりません。
また今まで続いていた年数回の飲み会にも相手の許可が下りない限り、これまでの経緯から彼女の参加はかなり難しそうです。
結婚は、多少の我慢は必要だとは思いますが、どちらかがそこまで我慢しなきゃいけないものなんでしょうか。彼女はこれから全ての行動において相手の許しがないといけない感じです。
もうすぐ結婚式です。祝福したいのですが、素直に喜べない自分がいます。
大人の対応をしたいのですが、顔に態度に出そうで。
どうしたらいいのでしょうか?