タロットカード【カップ(聖杯)クイーン】の意味と、『自己肯定感』『負の受容力』のお話

こんにちは~! 占い師の浅野輝子です。

今日のワンオラクル(1枚引き)💫
【カップ(聖杯)クイーン】を引きました。

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カップ(聖杯)クイーンの意味

カップ(聖杯)クイーン正位置の主な意味:
「幸福な気持ち」「魅力的な女性」「感性豊か」「人の心に敏感」「依存傾向に注意」

カップ(聖杯)クイーン逆位置の主な意味:
「心の内を省みる時」「他人に同調しすぎる」「正しい判断が出来ない」

※逆位置は、そのカードの持つ良い要素が “足りていない” または “過剰になり本質を見失っている“ 正位置の状態を“終わらせて良い” のように捉えると理解しやすいです。

OSWALD WIRTH TAROT / Oswald Wirth c1992 U.S. Games Systems, Inc.

私が好んで使っているウェイト版に準じたデッキでは、波内際で玉座に座る女王が描かれています。

Rider Waite Tarot / Pamela Colman Smith c1909

静かな波の音が聞こえてきそうな絵ではありませんか?

水は感情を表します。

自分自身の感情を見つめている、とも解釈できますし、
聖杯そのものの美を観察しているようにも見えます。

彼女のローブの裾は水に濡れています。
感性豊かで、芸術的で、優しい人。

ゆえに、自分や他者の感情を汲み取りすぎてしまうこともある。
(逆位置で出たときはそういう意味です。水はゆらいでこぼれやすいからこそ、加減が大切ですね)

カップ(聖杯)クイーンが持つ負の受容力

……ところで、今日使ったOSWALD WIRTH TAROTのクイーンは、ウェイト版と比較すると、自信を持ち微笑みを湛えているように見えます。

悲しい出来事こと。嬉しい出来事こと。自身の抱える不完全さ。変容的な心。
カップ(聖杯)クイーンのカードが持つ、様々な要素の良い面も悪い面も、彼女はすべて受け入れているかのよう。

臨床心理学に、『負の受容力』という言葉があります。
立命館大学で臨床心理学や人間性心理学を専門としておられる森岡正芳先生の提唱した言葉で、
自分の良くないところ、人と比べて劣っているところを見つけても、何もしないでいる力のことです。

カップ(聖杯)のクイーンはまさに、『負の受容力』を持った女性と言えます。

そして私は、本当の自己肯定感とは、そういうものではないかと思うのです。

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SNSで『自己肯定感』を検索してみた

最近、巷では自己肯定感、自己肯定感と、叫ばれています。
ちょっと興味本位で、『自己肯定感』をTwitter検索してみました。

「自己肯定感の低い人は〇〇しがち」

「両親が〇〇〇〇な人は自己肯定感が云々」

「RT>こういう人って無闇やたらに自己肯定感が高くてその自信どっからくるんだあーうんうんハイハイいいですねって」

※すべて意訳です

おおおお、むっちゃ殺伐としとるやんけぇぇぇ!!!

ちょっとみなさま自己肯定感に囚われすぎではと感じるくらいに……自己肯定感の高いや低いに言及し、それに纏わるマウントもまた日常的に行われているようです。

ええと、伝わりやすさから便宜上、私もご説明の中で自己肯定感が高いや低いという言い方を日頃しているんですが
実は本来、『自己肯定感』とは、他でもない自分がありのままの自分自身のことを肯定する感覚のことを差します。

そこには他者の介在はなく、「高い」や「低い」とジャッジできるものではありません。
(でもまあやっぱり話の通じやすさを重視すると自己肯定感が高いとか低いとか言っちゃったほうがはやいんだよな~)

ということはですよ。
“自己肯定感” が “低” くてもいいんですよ。
人の目なんて気にしなくてよいのだから。

ただただ、「あ、どうやら私は(いわゆる)自己肯定感が、低いのだな」という事実を受け止め、認めてしまいましょう。

それが『負の受容力』であり真の『自己肯定』です。

いま起こっている“事柄”や“自分自身”にテコ入れせず、ただ受け止めるのも大切

「自分はこういうところがダメだからどうにかしなきゃ!」
と改善に取り組むのは、いわば自分の一部にバツ印をつける行為と言えます。

そんなの、よほど元気なときでないと……しんどいですよねえ。

それにきっと、どれだけ熱心に改善を試みたとしても、人は完全無欠の超人にはなれません。
光があれば影があり、光が強いほど影もまた強くなるのはこの世の真理だからです。

もうひとつ気になるのが、「こういうところがダメだから……!」と感じる時、それが自分の内側から本当の望みとして湧いてきたものなのか、それとも他者との比較によって生まれた相対的な価値観なのか、です。

もしも人の価値基準を気にして自分にバツ印をつけてしまっているとしたら……きっとず~っと翻弄される事になってしまいます。

消耗して、消耗して、他者にコントロールされてしまう。
(カップクイーンが逆さまで出るときはそういう可能性も疑うと良いです。モラハラを受けていないか?子供時代にご両親固有の価値観の影響を受けすぎていないか?など)

適度に己を省みて善く在ろうとするのはとても素晴らしいですが、なんちゅうか、ほどほどに、ぼちぼちと。

ときにはダメな自分も「まあしゃあないな、いまはそんなもんや。少しずつやってこ、どうせ一生続くんやから。それにみんな完璧じゃない。お互い様よな」くらいの気持ちで受け入れてゆきませんか。

自分のダメなところにテコ入れするのは、仕事か恋(家庭)か趣味のどれかがうまく行っていて、はちゃめちゃ元気なときに行うことにしましょう。

そしてたとえ、何もかもが上手く行かないように感じて苦しいときも、忘れないでください。

不完全さや過去の傷から来るいびつさなどのすべてを含めて、人は完全。

唯一無二の焼色の器や金継ぎの味わい深い器のような存在なのです。

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