※ワークショップ開催ページに掲載していたチャリティーの趣旨を転載します。
Q「9/28と3/1のワークショップはチャリティーなん?」
せやねん。
先日悽惨な事件に遭った京都アニメーションさんが支援受付口座を開設したそうです。支援したい。だけどいまの私は家族を持っていて、こどもたちも小さくて、貯金から出すのは難しいのが本音です。そこで、ワークショップを開いて寄付しようかと考えています。私にできることはこれかなと。
— てるこ*浅野輝子 (@teruru_teller) July 24, 2019
元はと言いますと上記のような経緯があって今回のワークショップを企画するに至りました。
1日単発のチャリティーワークショップでと考えていたのですが、ときどきいただく「タロットを教わりたい」「占い師として活動を始めたのだけどうまく行かなくて困っている」などのご相談がどうしても頭を過りまして……。
もともと、グループセッションには1対1では得られない実りがあると感じていたのもあって、最終的に私の特色を光らせた “占い・カウンセリング折衷” の4日間に渡るワークショップにまとまりました。
わざわざチャリティーだと明らかにせず黙って寄付すればいいんじゃないのか、とも思いました。
でも宣言することで、少しでも誰かの目に留まるならそちらの方がいい。
他の誰かも続いて支援しようと思ってくれるかもしれない。
事件に興味を持ってもらえる効果もある。
……逆に「黙って寄付せよ」の声になんの生産性があるのかと考えたら、なんにも思いつかなかったので
「あいあーーーーい!チャリティーでーーーーす!!!!」とデカい声で言うことにしました。
世界にはたくさんの困っている人がいて、災害があって、いつもどこかで凄惨な事件が起きています。
京都アニメーションのことだけ支援するのか、と思う人もいるかもしれません。
『見上げる魚と目が合うか?』という戯曲があります。
舞台は人生をかけた就職試験の待合室。窓の向こう、ビルの屋上に人影が見えるのです。
ただの見間違いかもしれないし、本当に人が飛び降りようとしているのかもしれない。
ここからでは遠くて、確かめる術もなければ駆けつけて間に合うかどうかもわからない。
芝居の途中にはときどき小さな地震が起こります。
上演は東日本大震災の翌年。
実際にしょっちゅう余震が起きていた頃であり、観客は芝居上の演出なのか本当の余震なのかと意識を張り巡らせました。
この戯曲は2012年、劇作家協会新人戯曲賞を受賞しました。
我々はどこまでの範囲のことに嘆き、傷つくべきか?
どこまでの範囲のことに、どこまで自分を投げ出して支援するべきか?
非常に考えさせられる命題でしたが、私は、人それぞれで良いと結論づけました。
世界には77億人もの人がいます。
それぞれに志向が違い、世界が成り立っているのです。
私はいま京アニを支援したいので、そうします。
個人的な思いを述べると、京都アニメーションの件は本当の本当につらかったです。
京都アニメーションの作品には他のスタジオとはまた違う光を感じていましたが、その従業員の4割の方が死傷しただなんて、酷すぎる。
人災だからいっそう苦しく感じるのかもしれません。
天災とは違い国の支援も見込めるかどうかわからない。
(京都府知事が経済産業省大臣宛に要望書は提出したそうです。いい前例になると良いのですけどね。)
私は、お客様と対峙するとき、「人の中で傷ついた心は人の中で癒えるもの」と思っております。
このたびのこともそうだと信じます。
個人にできることは僅かではありますが、
2019年 9/28(土)、2020年 3/1のワークショップにつきましては、収益の一部を京都アニメーションに寄付したく思います。
全額と言えたらカッコいいんだけど、どうしても下準備や会場費がね。これも個人の非力さだなあ。
もしご賛同いただけましたら、占いやカウンセリングのワークショップを必要としていない方でも、本ワークショップの存在をSNS等で広くお知らせくだされば嬉しく思います。